ホーム
ご挨拶
お知らせ
業務内容
  業務解説
工務店学校 ご案内
お問合せ先
   
 

2013・4・24 ブログを開設しました。→ http://morita0530.blog.fc2.com/

2012.5  PUSHボード、好調です!

先日、公官庁の建物で使用。400㎡(垂木間、およそ200箇所)を、2名の大工さんで、半日かからず通気止めの処理ができました。

その他に、D社様で採用され、こちらも同じく好評をいただきました。



メッセまつやま2010 に出展しました。以下そのご報告です。

 

愛媛県宇和島市の浜口工務店H邸

 

熱損失係数 Q値=1.9W/㎡・K

CASBEE戸建評価

   住まいの環境効率(BEEランク)

    ★★★★★

   LCCO2(ライフサイクルCO2)

    68%削減

自立循環型住宅評価

   省エネルギー予測(2000年比)

     50.87GJ

   太陽光発電予測 (5.8KWh)

     63.25GJ

省エネ達成率

    290%(2013年度目標に対し)

 

H様邸の温熱環境性能は上記の通り自主評価いたしました。




上記の正面イメージ看板は、待ったなしの「省エネ」に警鐘を鳴らし、住宅の熱の損失(Q値)についてその科学性を問い、生活の質の向上(Quality of Life)と同時に家の価値を上げることが究極のエコと訴えました。そして、その事によって起こる環境への負荷の増大(地球温暖化防止)に対する国の施策の全容を、Q&Aの形でお答えすることにしました。イメージを「Q」という文字の背後に省エネラベルのマークをあしらい、これから当たり前になるであろう「次世代省エネ基準」の象徴Q値」を際立たせる試みです。2日間多くの消費者と会話でき、勉強になりました。改めて今回も機会を与えてくださった松山市に感謝したいと思います。

松山市のエコフェスタは今年で3回目です。第1回は「自立循環型ガイドライン」が発表されたばかりで、パッシブが省エネ手法に大々的に取り入れられたこともあって、自然の利用をテーマにして(下の写真)、1軒の家の省エネ度を評価した結果を発表しました。



高知市の小松工務店さんの作品ですが、四国でも珍しい報告に注目が集まりました。その内容は「工務店学校」四国のホームページにのっています。

第2回目は昨年の事ですが、もちろん「CASBEE戸建」が発表されていましたので、当然住宅の環境評価を勉強し発表しました。これは松山市の松井建設さんの発表を掲載しました。これも「工務店学校」のホームページにあります。エコフェスタのテーマは「どちらがエコロジー」(下の写真)とし、我慢の省エネと快適に生活しながら省エネのどちらがエコかを問いました。言わずと知れた南雄三著「高断熱・高気密バイブル」の冒頭の問いかけです。





そして今年は1月23日、24日の2日間、どんな風に消費者は反応したでしょうか?

昨年は(2009年)は省エネ法が改正施行され、150棟以上の建売業者にトップランナー制が布かれ、断熱+設備で省エネ達成率の報告が義務化になり、平成11年基準(次世代省エネ基準)を分りやすく解説する必要性、と言うより簡易に解りやすくなります。つまりは一軒の家のQ値を紐解くことで冷暖房機の能力を家電屋さんとQ&Aするようになります。。今のところ、ほとんどの家電屋さんは知りません。もちろん消費者は自分の家のQ値が解るはずもなく、「このエアコン何畳用?」まだまだ非科学的会話が続きます。「何か変だな!」と気付くことになり、慌てます。

長期優良住宅補助金制度にも次世代基準は必須、住宅ローンの金利も次世代基準、基準、基準・・・これって変じゃないですか?Q値で見たら、効率で追って行けるのになあ!

QはクオリティのQ、住生活の質なんて個人差はあるが、低いより高い方がいいに決まっている。それでは質って何?住宅版エコポイントの看板を見て、ブースを訪れたお客さんとの話しや、冒頭に書きました(赤枠)H様邸の評価(自主評価ではありますが、国の機関が発表したガイドラインで評価したものです。)を次回に解説してみます。

冒頭のH様邸に提出の自主評価報告はQ値から始まっています。

Q値(熱損失係数)は1.9W/㎡Kとなっています。一般の方は怖がらずにじっと落ち着いて見てください。Wは電球100W のワットと考えてください。㎡は1平方mの面積あたりKは1時間に1℃上がったり下がったりする時間と温度の事です。とすると、この家の天井(ヤネ)、壁(窓も)、床、換気(シックハウス法で必須)で逃げる熱が1㎡当たり(延床)1.9W熱が逃げたり、入ってきたりしますよと言う数字です。つまり外の気温が5℃で室温を20℃にしたいと思うと、温度差は20-5=15℃になり、延床面積がこの家の場合(2世帯住宅)71坪で235.06㎡ですので、1.9W*15*235.06を電卓で計算すると、6699Wになります。この家は1時間に6699W でKWになおすと、約6.7KW/hのエアコン能力(20畳)で1軒丸ごと20℃に出来ますということなのです。あくまで理論上ということです。もちろん温度が各部屋に万遍となく配られ、各部屋の温度差が1℃~3℃以内に納まるといった状態にするには、家全体のバランスのとれた性能と熟練のワザが必要になってきます。しかし先ずはQ値を掴まない事には始まりません。冷暖房(エアコンだけではなく)計画は全てがQ値から始まるのです。街の電気屋さんは知っているでしょうか?つまりは省エネを考えるとき、電気代を減らそうとする考えで行動するのか、今の電気をいかに効率的に使おうとして行動するのかの問題だと思いますが、賢明なる諸氏にはお分かりいただけると思います。前者は我慢の省エネといっていいでしょう。我慢は決して否定するものではありませんが、今ある暖房機やエアコンの効率を上げることを考えてほしいと思います。健康を害したりしてはモトもコもありません。効率のためには暖冷房機器の高性能化を計るか、建物のQ値を下げるかどちらかなのです。仮にQ値を下げる事に成功するとします。すると炊飯器の熱も照明の熱も人の体温も太陽の熱も、下げた分だけ冬には恩恵を受けることになります。夏には多少効率は下がりますが、温度差が少ない分窓を開け風の通り道を作ってやれば帳尻はあいます。Q値は下げれば下げるほど冷暖房機器のウエイトを下げていきます。我慢の域まで挑戦することは十分可能になります。

新築を考えている人は後々後悔しないためにも、Q値を頭に入れておいてください。それを知るのにお金など不要です

クオリティつまり住生活の質を上げることは個人差のあることですが、ここでは俄然クローズアップされて来た「住宅の長命化」と健康性に焦点をあててみました。おりしも「住宅版エコポイント」の政策が発表されたばかりで、このコーナーには大勢の人が集まりました。関心の高さが伺えます。ほとんどが寒さに対するリフォームの相談でした。今住んでいる家を暖かくしたいご希望です。皆さんに共通していたのはご自分の住んでおられる家がどんな構造になっているかをご存じないということです。とにかく寒いといわれます。温熱的には、クオリティ オブ ライフどころの話しではありません。これが実態でしょう。自然の厳しさを逃れ、命を守るべき家が寒さ暑さに無抵抗で冷暖房機器に頼るしかなく、結果的には健康を害し、現代のストレスに苛まれ、我慢の限界を超えていることに打つ手は無かったのでしょうか?自分の財産であるはずの家の構造の中身もわからないと言うような事は異常な事と思わないのでしょうか?リフォームの話になると暗澹たる気持ちになってしまいます。サッシを昔の木製からアルミに換えただけで結露が発生したのをまさか忘れてしまったわけではありませんでしょう。エコポイントの誘惑に負け断熱サッシに変更すれば、窓の結露は収まりますが、断熱の不完全な壁やヤネ天井押入れ、床のフローリングの上に水滴が今まで以上に発生する危険性が増します。これは結露の防止で述べた通りです。断熱の改修はどうしても大掛りになってしまいます。ですから新築では必須なのです。これも補助金頼りとはあ~なんて情けない国なのでしょう。壁やヤネなどの構造体に断熱をすることは、結露を防止することはもちろん、壁の温度を上げることなのです。窓は壁のような性能にする事は難しいのですが、すばらしい物も出てきています。壁と窓の断熱効果の比率で快適さが体感温度として大いに変わってくることもわかっています。耐震や劣化にいくら気をつけても、室内で水を製造しているような家が。長命であるはずもありません。ある会合で断熱の大切さを話したところ、ある学者さんはソーラーで発電すればお仕舞ね!と一言である。ソーラーを否定するものではありませんが、優先順位があるでしょうと言っておいた。馬鹿馬鹿しくてお話にもならない。住宅の長命化や健康性、また省エネ性において最も費用が安く、省資源として評価されるべきは断熱材だということを解ってほしいと思います。繊維系ならいいとかプラスチックはだめとか言っている場合ではありません。どちらも大切な資源です。省エネばかりに目を向けてはいけません。質の問題です。断熱性を上げていくと家の内部に自然に輻射熱が発生し温度差による気流が消えていきます。これが一番先にやっておきたい住宅のクオリティだと考えました。今のわれわれの家を残し、次の世代が住み続けられる家に造り替え、断熱をしっかり行い暖冷房機器を極力小さくしていく努力をしていきたいものです。そうすれば廻りの事柄も変化してくると信じます。住の健康性はここから始まると考えています。断熱の力を是非信じてほしいと訴えることでQ値の締めくくりとしました。

QアンドAは次々と打ち出される国の施策の問いに答える形をとりました。あまりにも施策が多すぎて、何からやれば対応できるのか分かっている人は少なく、整理してその疑問に答えることが必要な時期に来ていると考えました。省エネラベル(省エネ達成率)や次世代省エネ基準の重要性や性能表示の中身を理解する必要性を解説してみましたが、こちらは少々難しかったかもしれません。H邸の数字をもとにCASBEEやライフサイクルCO2の環境効率についても自主基準の有様を地域の工務店が実施していることも、ごく一部ではありましたがQアンドAの形で伝えることも試みました。以上が今回のエコフェスタの当学校としての活動状況でした。。

 

 

新製品ご紹介

H22.2

たくさんの工務店さんや設計士さんと勉強していますと、時折こんな商品知りませんか?とか、こんな商品出来たらいいな!という質問があります。「工務店学校」のメンバーの一員として弊社はこれらの要望にこたえる役目も重要な仕事のひとつです。中央の情報や商品を的確に伝える仕事はもちろんのこと、地域の連携によるもの作りが出来ればこれに勝る力はありません。中央のメーカーさんや研究機関にもコネクションを持ちながら、地元で検証し、重要なフィルターの役割が大切です。最初は具にもつかないものであつても、これを発表し、ご意見をいただきたいと思います。何卒よろしくお願いします。

今回発表します製品は通気止め部材です。十分な断熱をしても温度差で風が起き、必要以上に風が侵入しくるといった現象や、侵入口で起こる結露や汚斑現象はある意味では省エネ手法の副産物です。床から侵入した冷たい空気は温められて壁や間仕切りを通じて2階の天井まで運ばれます。天井断熱の場合は小屋裏が危険です。小屋裏利用や勾配天井の場合は屋根断熱になります。下地の垂木の間は外気と同じ空気が侵入します。

こんな時PUSHボード」を挿入し釘で固定します。素材は硬質ウレタンフォームのラミネートボードです。スチレンでの試験では強度不足(風圧)が問題になり、機械的強度の優れたラミネートボードを選択しました。以下商品案内です。



 

                                                    型枠工事が  変わる!

型枠工事はコンクリート建造物には無くてはならないものですが、半世紀以上も変わらないものがあります。コンクリートパネル(コンパネ)と呼ばれる合板の使用です。

型枠は別名「仮枠」とも言い、見事にコンクリートを打設した後は数日で解体されると言う宿命です。せっかく建てたのだから、そのままにしておけばと思ったものです。コンパネはできる限り使用回数を増やす事が工事会社のコストダウンに繋がりますが、当然償却した後のコンパネはタダと考えがちです。下世話にも「タダより高くつくものはない」といいます。つまり消耗品であるため、年間数千万円も購入するそうで大変な負担だそうです。また無くてはならない材料が南洋材の伐採に手を貸す結果となり、反エコのレッテルを貼られることにもなっています。特別に技術を要する仕事ですから修練をすれば若い人も将来性のある仕事になり得ると思うのですが、残念ながら重量物のコンパネの建てこみ、バラシ、屋外での仕事は若者の勇気を奪いかねません。屋内の仕事を増やし、軽くできる部材を増やし、解体の危険性を減らすといった努力はされている事と思いますが、もう一度今の時代性を考えていただきたいと思います。若い人の入ってこない職種は当然消えて行かねばなりません。

この写真は公営住宅の内壁に断熱結露防止用として「型枠兼用断熱材」を壁、梁、柱に使用したものです。この地域では知る人ぞ知る工法ですが、知らない人は知りません。この材料を型枠材と見るか、省エネ用の断熱材と見るかで価値は自ずと変化します。コンパネはもちろん不要ですが、型枠材でありながら同時に省エネ(断熱)工事が終わります。3m、4mの材料が3,4枚軽々と持て、加工して搬入しますので、パズル合わせのように楽しく仕事ができます。使いこなせば可能性はまだまだ増加します。今世紀になってもっとも変わった事の一つにIT化があります。パソコンと言えば若い人が最も得意とするところです。いくらもこれからの打つ手はあります。コンパネもパネル化し、セパ穴も開け、ヌスミも付け、ロスを最小限にする事もやっている人はやっています。それを可能にしたのはパソコンソフトの出現です。若い人にはこパソコンを持たせ夢のある職種にしてほしいと思います。生意気ながら、永年この業界でお世話になった者の一人として、切に願うものです。